2023.04.01

戯画・プレカノ終了に寄せて

どう考えてもTwitter(140文字)にはまとめきれないので、数年ぶりにブログの編集画面を開きました。

去る2023年3月31日に、美少女ゲームブランドの戯画/プレカノが活動終了しました。
自分としても縁が深いブランドだったので、忘れないうちにいろいろと書き残しておこうと思います。
(とはいえ守秘義務という大人の事情もあるので、ものすごくざっくりとになりますが……)

<ユーザー時代>
学生の頃は美少女ゲームを年100本やるヘビーユーザーだったので、戯画作品も相当数プレイしました。
特にシナリオライターの丸戸先生の作品は大好きで、ショコラ、パルフェ、この青空に約束を──、は号泣しながらプレイした記憶があります。
今の自分の作風にも大きく影響を与えた作品たちです。香奈子ルートは衝撃的でしたし、カトレアは今でも心に残るヒロインの1人です。

<プレカノ時代>
その後美少女ゲーム業界でフリーランスのシナリオライター/ディレクターとして仕事するようになり、
2017年頃から戯画のサブブランドである「プレカノ」からご依頼いただきて、外注ディレクターとして業務を開始しました。
最初は1作ごとのディレクションだったのですが、徐々に作品数が増え、最終的にはチーフディレクターとして全作品のディレクションを担当していました。
ロープライスとはいえ1~3カ月に1本というハイペースでリリースしており、多忙だったことを覚えています。
外注なのにほぼ毎日オフィスに出社していたので、社員全員と顔見知りみたいな状況でした。
たまにはシナリオを書きたいとワガママを言って、アママネ1&2を企画させていただいたのもいい思い出です。

<アイキス時代>
その後、戯画で新しいキスシリーズを作るという話が持ち上がり、紆余曲折あって自分がディレクションすることになりました。
プレカノとの両立はタスク量からして無理だったので、プレカノは後任の方に任せていました。
ヒロインをなるべくリアルにするため、セブンティーンを買ったり、インスタやyoutubeを見て色々と勉強しました。
おかげさまで多くの方に手に取ってもらえ、アイキス2~3とシリーズが続いていくきっかけになりました。

その後他社に転職をすることになり、今に至ります。
今も戯画の担当者さんからよくしていただいており、いろいろとお声をかけていただいています。

業務委託を受けていたのは3~4年間でしたが、信じられないほど多くの作品に関わることができました。
おかげさまで多様なスキルを身に着けることや、多くのクリエイターさんと知り合うことができ、
今の仕事にも生かされています。

戯画/プレカノはなくなってもエンターグラムという全年齢ゲームブランドは残ると伺っているので、
推しは推せるときに推せの精神で、気になる方は追いかけてみてはいかがでしょうか?

それでは1日遅れてしまいましたが、戯画/プレカノでお世話になった皆さま、お疲れ様でした。
新体制でのご活躍、お祈り申し上げます。

元プレカノチーフディレクター兼初代アイキスディレクター 8(えいと)

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